新刊・近刊の一覧です
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定跡道場 先手四間VS早仕掛けのレビュー
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▲四間に対する△53銀左戦法の△65歩急戦についての本。
なお、本書は続編の「△64銀型」と対になっています。
(先手が▲56歩型なら早仕掛け、▲46歩なら△64銀)
他の△早仕掛けについて解説した本である
「矢内理絵子の振り飛車破り」との相違点は
本書は△41金型のみを解説しており
矢内本は△42金型のみ解説しています。
△41金型の主張は「先手に▲37桂と跳ねさせるようでは戦えない」
△42金型の主張は「▲37桂の一手は、必ずしもプラスに働く訳ではない」
と、それぞれの著書で述べているのですが
現在の主流がどちらかは分かりません。
やはり最終的には好みではないのでしょうか?
従来の「東大将棋 ○○道場」の場合は
本筋を追いながら、途中で変化が出てきたら
すぐ次のページからその変化について検討しており
本筋を追いづらい(盤面の繋がりが途切れ途切れになる)
というきらいがありましたが
新しい方の定跡道場は、一旦本筋を追ってから
あとで途中に出てきた変化について述べる形式をとっており
「○○道場シリーズ」特有の読みづらさはいくらか改善されたのではないでしょうか。
その代わり、少しずつ読んでいく方にとっては
本筋の検討を終えて変化の検討に入ったときに
「あれ、これってどこで出てきた局面?」となるかもしれません。
内容については…まぁ、流石は東大将棋のクォリティだと言っておけばそれで十分でしょう(笑)
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24でいうと、上級タブ以上の方でしょうか。
75点/100点中 2012年01月08日
最強棒銀戦法のレビュー
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初心者にわかりやすい。
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居飛車党
100点/100点中 2012年01月04日
7手詰ハンドブックのレビュー
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ハンドブックシリーズは毎回完成度が高いです。
本書の7手詰ハンドブックも★5つの評価。
200問の7手詰が載っています。
易しい問題と難しい問題のバランスも良いです。
私は5分考えて分からなかった問題は解答を見るようにしていました。
分からなかった問題は20問ほど。
全て後半の問題です。
ただ、後半にも簡単な問題はあります。
前半の問題は比較的簡単です。
本書の問題は5分で解けたら町道場初段から三段くらいだと思います。
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・3手詰、5手詰をマスターした方
・将棋倶楽部24で1級以上
・町道場初段以上
易しい問題でも初心者の方には難しいと思うので、初心者の方にオススメは出来ません。
易しい7手詰なら脳トレ7手詰がオススメです。
100点/100点中 2011年09月20日
最新の8五飛戦法のレビュー
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横歩取り△8五飛戦法の定跡書。
第1章で横歩の基本をざっくり解説していますが、これだけで対応するのは無理でしょうから「羽生の頭脳」など他書で補完するのがいいかと。
第2章で取り上げている戦形は以下の通り。
1.▲96角の変化
2.中住まい▲38金型に対して△25歩
3.中住まい▲38金型に対して△73桂
4.3筋突き越し型
5.中住まい▲48金型
6.▲68玉型
7.居玉速攻型
8.角交換桂跳ね型
9.▲87歩保留型
10.横歩取りひねり飛車型
なお、最近出てきた△52玉型は一切の記述なし。
まぁ出版時期から考えて当然ですが。
また、第3章で高橋9段の自戦記が25局。
見開き2ページでざっくりポイントとなる部分を解説していて、巻末で「将棋年鑑」風にまとめて掲載しています。
棋譜がたっぷりあるのは嬉しいのですが、将棋の振り返りと棋譜のページが離れているので、行ったり来たりするのが少し面倒でした。
しかし、適当でページ埋めのような自戦記でなかったのはよかったかと。
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85飛を始めてみようと思った方には特におすすめ。
そうでなくても85飛を指す方にも良書でしょう。
75点/100点中 2011年09月11日
角交換振り穴スペシャルのレビュー
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この戦法は、捌きを重視します。駒の損得よりも、自陣の堅さと手持ちの角を使い相手の金銀をはがしていく感じです。
最強の敵は矢倉ですが、3ニ金を角で取るイメージで指すと
良いと思います
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普通の振り飛車に飽きた人や捌きを重視する人におすすめです。
100点/100点中 2011年09月06日
脳トレ7手詰のレビュー
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問題は全部で100問。
ほとんどの問題は30秒以内で解けました。
7手詰でも難易度は高くありません。
高段の方には物足りないと思います。
ただ、最後の5問程は少しだけ難易度が上がっています。
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簡単な問題なので、1手詰・3手詰をマスターしたばかりの方にオススメです。
高段の方には対局前のウォーミングアップに良いと思います。
50点/100点中 2011年08月29日
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故・原田9段の詰将棋集。
3手:20問
5手:22問
7手:40問
9手:66問
11手:42問
13手:10問
基本的に最初の数手が必然手だったり
要となる1手が解ればあとは簡単だったりと
割と解きやすい部類に入るでしょうか。
どこから手をつけていいか分からなくて
意欲を殺がれることも少なく
解いていくと筋が良くなる感じがします。
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24で中級タブ~初段ぐらいまでの方でしょうか。
100点/100点中 2011年07月18日
イメージと読みの将棋観2のレビュー
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イメージと読みの将棋観の続編です。
△4手目3三角は生き残るか?
先手石田流には何で臨む?
2手目△7四歩の誘惑
初手▲3六歩の奇手
3手目▲6六歩の対抗手段は?
3手目▲2五歩は次元が低い手?
雁木はなぜ人気がない?
渡辺新手のその後
羽生-森内の超急戦
鷺宮定跡
が面白かったです。
特に第21期竜王戦第7局で渡辺竜王が指した△3三銀、第22期竜王戦決勝トーナメントの森内俊之九段と羽生四冠(当時)の一手損角換わり超急戦が興味深かったです。
雁木の人気がない理由も分かってスッキリしました。
前著と共にオススメです。
第三弾が出る事にも期待します。
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前著を読んで面白いと思った方にはとてもオススメです。
100点/100点中 2011年07月16日
イメージと読みの将棋観のレビュー
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特定の局面に対するトッププロ6人の見解が見られて、とても面白い本だと思います。
2手目△3二飛の奇手
4手目△3三角戦法は通用する?
対藤井システムの急戦
櫛田流は居飛車穴熊に攻め勝つか?
ゴキ中超急戦の結論は?
谷川浩司十七世名人 x 羽生善治十九世名人 座談会
が面白かったです。
角頭歩戦法は通用するか?
プロに鬼殺しは通用するか?
▲2四歩の先攻は本当に先手が悪い?
といった初級者向けの局面の見解も面白いと思います。
同じトッププロでもそれぞれで見解と語り口が違って、見ていてとても楽しめます。
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トッププロの頭の中を知りたい方にはとても興味深い本だと思います。
自分が気になっている局面に対するプロの見解を知りたい方にもオススメです。
100点/100点中 2011年07月16日
中村亮介の本格四間飛車のレビュー
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本書は特定の戦型がたっぷり解説されているのが良いと思います。
第1章:△7二飛型急戦
第2章:△3二金型持久戦
第3章:△3二金 + △7二飛型
という構成です。
第1章の△7二飛型急戦は、△5三銀左戦法と形が似ています。
△5三銀左の構えから△6四銀とせずに、△7二飛とします。
△5三銀左戦法に対する戦い方に似ているので、四間飛車党の方なら読みやすいと思います。
第2章の△3二金型持久戦は、居飛車穴熊を目指す後手に対して、先手が藤井システムで仕掛ける解説がされています。
後手は一直線に穴熊を目指さず、△2二玉 △3一銀 △3二金 △3三角 △4三金 △5三銀の形まで組みます。
この形になるまでの後手の細かい変化も解説されていますが、上記の形が基本です。
ここから△1二香なら▲2五桂と仕掛けます。
△1二香とせずに△2四歩 ▲2六歩 △1二香 ▲2五歩 △1一玉と2筋で時間を稼いで穴熊に組む手順や、△1二玉と米長玉に変化する形も解説されています。
第3章は△3二金 + △7二飛型で、第1章と第2章の合わせたような戦法です。
囲いは△2二玉 △3一銀 △3二金 △3三角 △4三金 △5三銀の形で穴熊にはせず、△7二飛型で攻めてきます。
個人的には藤井システムの勉強をしたくて購入しました。
実戦では学んだ通りの形になる事が多いので役立っています。
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・四間飛車を指す方で、居飛車の△7二飛型への対策を知りたい方。
・藤井システムを指す方。
特に藤井システム党の方は必携の棋書だと思います。
100点/100点中 2011年07月07日
四間飛車を指しこなす本(3)のレビュー
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四間飛車を指しこなす本の最終巻です。
藤井システム
左美濃完全撃破
5筋位取り
玉頭位取り
という4部構成になっています。
この巻の藤井システムは、四間飛車を指しこなす本2の藤井システム基礎編の応用編です。
基礎を踏まえた上で、さらに踏み込んだ変化を解説しています。
藤井システムの最後の方では、居飛車穴熊にせず△1二玉の米長玉にしてきた場合の指し方も解説しています。
約半分が藤井システムのページになっていますが、左美濃・5筋位取り・玉頭位取りもしっかり解説されています。
これらの作戦への対策を解説している棋書はあまり無いので重宝すると思います。
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藤井システムを指すなら四間飛車を指しこなす本2と併せて持っておきたい棋書です。
左美濃・5筋位取り・玉頭位取りへの対策にもオススメです。
100点/100点中 2011年07月03日
四間飛車を指しこなす本(2)のレビュー
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先手の四間飛車が後手の居飛車穴熊を攻略する事をテーマにした棋書です。
角交換挑戦型
▲5六銀速攻作戦
▲6六銀型四間飛車
▲4八飛戦法
藤井システム基礎編
という流れです。
どの作戦も居飛車穴熊に組まれる前に仕掛けていきます。
感覚はそれぞれ異なるので、自分の好みに合わせた戦法が見つかると思います。
個人的には藤井システムが好みなので、藤井システム基礎編は参考になりました。
石田流がお好きな方は、角交換挑戦型が良いと思います。
▲6五歩から角交換を迫り、交換になった場合は▲同銀~▲7五歩~▲6六飛~▲7八金~▲7六飛という構えです。
▲6六銀型四間飛車は、後手番でも応用が利く筋を覚えられると思います。
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居飛車穴熊に組まれる前に積極的に指したい方。
四間飛車党の方は居飛車穴熊対策は必須だと思うので、必携の棋書だと思います。
藤井システムの基礎を学びたい方にもオススメです。
100点/100点中 2011年07月03日
四間飛車を指しこなす本(1)のレビュー
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先手が四間飛車に構えた時に、後手の居飛車が急戦で来た時の戦い方を解説をしています。
斜め棒銀
△6五歩早仕掛け
最短の仕掛け
山田定跡
棒銀
矢倉引き角
終盤の手筋
という流れです。
最短の仕掛けは居飛車が△4一金型で、なおかつ先手の▲1六歩に対して△1四歩と受けずに、△5三銀左から△6四銀と攻めてきた時の解説です。
終盤の手筋では、四間飛車 対 居飛車急戦の終盤で良く出てくる手筋を解説しています。
このシリーズは一問一答形式なので、とても読みやすいと思います。
細かい変化も解説しているので、上記の急戦の定跡を一通りマスターした四間飛車党の方でも新しい発見があると思います。
ちなみに5筋位取りと玉頭位取りは四間飛車を指しこなす本3で解説しています。
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全ての四間飛車党の方にオススメです。
これから四間飛車を指そうとお考えの方には入門書としてもピッタリだと思います。
高段者の四間飛車党の方にも、充分に有益な棋書だと思います。
100点/100点中 2011年07月03日
久保の石田流のレビュー
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升田式石田流
早石田
鈴木流急戦
久保流急戦
対棒金
対左美濃
対穴熊
対4手目△5四歩
2手目△3二飛からの石田流
4手目△3五歩からの石田流
などあらゆる石田流の形を解説した棋書です。
稲葉新手の▲5八玉、菅井新手の▲7六飛など最新の石田流にも簡単に触れています。
1番ページ数が多いのは升田式石田流です。
升田式石田流の基礎知識という見出しで40ページ以上解説されています。
その他の石田流はページ数が少なめなので、たくさんの変化には触れておらず、基本を解説しているという印象です。
鈴木流急戦に関しては、鈴木大介氏の石田流棋書の方がオススメです。
いろいろな戦型を少ないページで解説するよりも、特定の戦型をたっぷり解説している方が好きなので、評価は4にしました。
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升田式石田流はページ数が多く、たっぷり解説されています。
そのため、升田式石田流の基本知識を得たい方には特にオススメです。
その他の戦型はページ数が少なめですが、ためになる情報はあると思います。
これから石田流を指そうとお考えの方にもオススメです。
75点/100点中 2011年06月04日
光速の終盤術のレビュー
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終盤の感覚の解説書。
「~の戦いの絶対感覚」シリーズを終盤に特化した感じでしょうか。
全25テーマで、巻末に参考棋譜が載っています。
内容は非常に高度で深く掘り下げられており
ある程度の棋力がないと読みこなすのは難しそう。
しかし感覚的な部分についての記述が多いので
消化しきれれば棋力が大きく伸びる方も少なくないかと。
出版社側としては「光速の寄せ」で基本的な終盤力を身につけ
「光速の終盤術」でさらなる高みへ、というのが狙いでしょうか。
いずれにしても詰将棋や必死本、囲い崩しの手筋など
基本的な終盤術を身につけてから読むのが妥当でしょう。
ちなみに本書はかなり昔に絶版になった本を文庫化したもの。
参考棋譜も昭和62~63年のものとかなり古いです。
ハードカバー版を読んでないので比較は難しいですが、
やはり文庫版だと小さくて読みづらい印象を受けます。
しかしその辺は本当に強くなりたい人なら
やる気と根性でカバーできるかと(笑)
そこさえなんとかすれば、1155円で
これだけの内容の棋書が読めますし十分お得でしょう。
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上級者~2、3段あたりの終盤で伸び悩んでいる方でしょうか。
100点/100点中 2011年04月23日
寄せの手筋200のレビュー
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終盤の手筋を学ぶには是非持っておきたい一冊です。
問題図の局面は実戦そのもの。
実戦によく出てくる形を寄せる手筋が200問載っています。
本書は寄せをパターン化している点が良いと思います。
第1章 上から抑える
第2章 挟撃の寄せ
第3章 馬と角の活用
というように、章ごとに寄せのパターンをまとめています。
全部で第11章まであります。
この200問を何度も読み返して、寄せのパターンを体で覚えるといった感じでしょうか。
すでに知っている筋もありましたが、初めて見る筋もありました。
知らない筋もまだまだあると感じて、購入して良かったと思います。
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寄せの力を磨きたい全ての方にオススメが出来ます。
ちなみに本書には、初心者から四段の方が対象という旨の記載がされています。
100点/100点中 2011年04月23日
勝てる石田流のレビュー
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前著の石田流新定跡と石田流の極意に続く、鈴木大介氏の石田流の棋書。
4章に分けて解説されています。
第1章は復習問題として、棒金、右四間、銀冠、居飛車穴熊に対する解説です。
棒金には▲6七銀 ▲5八金左型で捌く。
右四間飛車には早めに▲7六飛~▲7七桂としてから美濃囲いに組む指し方と、一目散に美濃囲いに組んで相手の△6五歩に備える指し方。
銀冠にはじっくりとダイヤモンド美濃に囲い、作戦勝ちを目指します。
居飛車穴熊編は△6三歩型のまま一目散に穴熊に囲う方針の場合、△1二香の瞬間に▲7四歩などから一気に殺到します。
第1章は復習問題という事でページ数も少なく、前著の読者や石田流に慣れている方なら、それほど有益な情報にはならないかもしれません。
第2章は▲7四歩早仕掛けの最新解説。
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩 ▲7四歩 △同歩という手順です。
ここから▲7四同飛と、稲葉新手の▲5八玉が解説されています。
▲7四同飛は、以下△8八角成 ▲同銀 △6五角 ▲5六角 △7四角 ▲同角 △6二金 ▲7七角 △4四歩 ▲4六歩となった局面が基本図。
以下は△3三桂、もしくは△3二銀という分かれです。
▲5八玉は、以下△3二金と△7二飛の2通りの手順が解説されています。
ただ、▲5八玉型は解説ページが少なめです。
第3章は▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩 ▲4八玉の最新解説です。
じっくりと美濃囲いにして戦います。
▲7六飛の瞬間に△8八角成 ▲同銀となり、左銀はこの後▲7七銀~▲6六銀と中央に繰り出して積極的に指していきます。
第4章は石田流封じ対策。
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同飛 △4五角 ▲7六角 △4二玉となって基本図。
ここから▲3八銀と▲3八金の2つが解説されています。
▲3八銀型は石田流の極意と少し重複している部分もあります。
第4章のページ数は少なめですが、基本は掴めると思います。
内容やページ数を見ると、第2章と第3章に力を入れている印象です。
先手優勢に傾く解説をしている箇所がどの章にも少しだけある点は気になります。
反面、たくさんの石田流の形が見られる点は良いと思います。
ただ第1章は前著に同じような解説があるので、これを省いて第2章と第3章をもっと詳しく解説してほしいと思いました。
従って、評価は50点にしました。
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▲7四歩早仕掛けと▲4八玉型の最新形を知りたい方には有益だと思います。
棒金、右四間飛車、銀冠、居飛車穴熊、石田流封じ角交換への対策を知りたい方にはあまりオススメは出来ません。
これらの対策なら前著の2冊の方が詳しく解説されているので、そちらがオススメです。
50点/100点中 2011年02月24日
美濃崩し200のレビュー
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美濃囲い崩しの手筋本で、「美濃崩し180」を加筆・修正したもの。
片美濃・美濃・高美濃・銀冠を崩す手筋が載っていて、また最後のあたりは実戦次の一手(実際には定跡の終盤戦を次の一手にしたもの)のようになっており、ここも使いようによってはタメになるかと思います。
次の一手にいたるまでの手順を初手から書いてあるため、煩雑に思われる方もいるかもしれませんが…
基本的に対抗形での手筋になっているようで、相振りの玉頭から崩すような手筋はあまり出てこなかったように思います(玉頭位取り風の形からの美濃崩しは載っていましたが)。
しかし対抗形における美濃崩しとしてはかなり深く、手筋をいくつか組み合わせたものも多く出てきます。
本書を繰り返し解いて身体で覚えれば、(駒さえあれば)美濃囲い攻略に苦労することはないでしょう。
振り飛車党の方も簡単に潰されないように手筋を知っておいた方がよいかと。
類書との比較としては、ほぼ同時期に出版された谷川さんの「光速の寄せ 振り飛車編」があります。
こちらは美濃から穴熊まで色々な囲いを攻略している分、基本的なことは分かるものの手筋の組み合わせの部分は本書には勝てません。
しかし、「光速~」には実戦譜や実戦詰将棋があるのが魅力。また居飛車・振り飛車両方の視点から書かれているので、そこも考慮した方がいいでしょう。
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ほぼ全ての方にお勧めです。
100点/100点中 2011年02月23日
なんでも棒銀のレビュー
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原始棒銀から相掛かり棒銀から、果ては少し奇襲じみた端棒銀まで色々な棒銀を紹介した本。
「有段者の方は読まないでください」とオビにもあるように、多少棒銀側に都合のよい変化がたくさんありますが、それは棒銀の狙い筋をわかりやすく説明するため。
(このオビがなかったら評価は1ランク下がっていたかもしれません(笑))
少し強くなった方はココセを見つけて、どう対応したら互角に戦えるかも考えればそれも棋力向上につながるでしょう。
私がこの本を読んだのは3~4年ほど前のことなのですが最後の端棒銀を見た時には目からウロコでした。
基本を抑えることができ、また良くも悪くも固定観念をブチ壊すきっかけになったと思います。
(注:悪いほうにばかり進んでしまうと変態戦法ばかり使うようになり、成長が止まってしまう恐れがあるので気をつけましょう(笑))
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24の下級タブあたりの方でしょうか。
100点/100点中 2011年02月05日
読みの技法のレビュー
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ある局面についてのプロの考えを披露した本。
形式は羽生・佐藤康光・森内に対して島八段がインタビューする形式になっており、「イメージと読みの将棋観」とは似ていますが少し違います。
「イメージと読みの将棋観」は指定局面が実戦で出てきそうですが、本書はどちらかというと中・終盤が多く感覚重視のような気がします。
取り上げられる局面はいわゆる「次の一手」のような明快な答えがあるものではなく、3者とも意見が分かれることもあり、どの手が好きかで棋風を知ることや自分の棋風に似ているプロの考えを知ることもできるでしょう。
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更に上を目指したい有段者の方でしょうか。
100点/100点中 2011年01月16日
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